2024年も残すところあと3戦。「にっぽん未来プロジェクト競走in蒲郡」は12月6日から11日までの6日間開催だ。ドリーム戦に選ばれるであろう6人のA1選手が中心となる。 来年1月から適用される新勝率が参加メンバー中1位の7・13を誇る岡村仁が主役とみる。今年の優勝は5月尼崎の1回だが、10月の若松GⅠ72周年記念で優出するなど上位相手に確かな実績を残す。当地は最近5節で3優出している。しかし、まだ当地での優勝はなく、今回は初Vへ絶好のチャンスとみる。 谷野錬志は今年2回当地を走って、どちらも優出している。2月のGⅠ東海地区選手選手権は、準優勝戦で5コースから1着で勝ち上がった。9月には現モーターも経験しており、ドリーム戦の5着以外はすべて3連対で優勝戦3着とした。今回はそのアドバンテージを生かしたい。 地元の前田聖文は完成期を迎えて、これから円熟期に入ろうとしている。前期が自身初のA1級。そこで自己最高の新勝率6・84まで上げた。現モーターは使用2節目のお盆戦で走っており、優勝戦2号艇で4着だった。念願の当地初優勝を目指して突き進む。 2009年前期から32期、16年連続でA1級をキープしているのが江夏満だ。新勝率は6・63なので来年1月からはA1生活17年目に突入する。当地は最近5年で2節しか走っておらず目立った実績はない。それでも、2014年、2018年に2回のV実績があり、どちらも「蒲郡巧者集結」のサブタイトルがついたレースだった。蒲郡巧者を名乗れる存在だ。 三浦敬太は新勝率6・12でわずかにA1に届かなかった。それでも、11月~4月期は例年強く、過去3年の勝率が6・73→6・76→6・81と7点近い勝率を出している。新勝率5・50の藤山翔太もA1キープはならなかったものの、パターンにはまったときの強さは異次元なだけに、展示タイムや取り付け、進入は常にチェックしておきたい。 A1以外では、吉島祥之と宮下元胤の地元・愛知勢にまず注目したい。吉島は前回8月の地元戦がオール3連対の準V。10月には1227人目となる1000勝も達成した。妻の三浦永理は2節後のPGⅠクイーンズクライマックスに参戦予定。うまくバトンリレーをしたい。宮下は9月戦以来、3ヶ月ぶりの参戦。昨年8月にV、今年3月に準Vがあり、実績ではA1に負けていない。 現在A2以下の参加メンバーの中で、1月からA1に昇格するのは坪口竜也だけ。前回10月戦で帰郷した分も燃える。当地最近5節で3優出V1と活躍する谷津幸宏、当地で6節連続予選突破している森貴洋も面白い存在。とくに森は、予選で減点を取られた節が3回あってもすべてばん回してきた。舟券貢献率は非常に高い。岡田憲行、勝野竜司は現モーター初下ろし節に参戦。どちらもハイパワーの出足型に仕上げた。 8月の地元戦で同じ愛知支部の強豪相手に優出した上田健太、蒲郡巧者として穴党にはおなじみの桑島和宏も参戦する。参加メンバーで最古参となったがまだまだ元気な平石和男、同2番目の藤丸光一ほか、折下寛法、小林一樹も押さえたい。