実績上位の寺田祥が中心だが近況充実の安河内将もV候補
6月9日から13日は「中京スポーツ杯争奪蒲郡ボートキング決定戦」が男女混合戦で、5日間に渡って熱戦が繰り広げられる。 8人のA1級が出場するが、シリーズをけん引するのは、SG2V、GⅠ10Vの輝かしい実績を誇る寺田祥だろう。2001年前期に初めてA1級に上がって以降、15年間A1をキープしており、長年一線級で活躍してきた。グレードレースの優勝は2023年芦屋GⅠ70周年以来、遠ざかっているが2024年下関SGチャレンジカップで優出(2着)。昨年の1月常滑BBCトーナメント(3着)、平和島GⅠ71周年でも優出(5着)などSG、GⅠ戦線でも存在感は薄まっていない。当地前回戦は2024年6月。2年ぶりの出走となるが、その前回戦はGⅠ69周年での優出(5着)と心配無用。的確なハンドル捌きでV奪取を狙う。 寺田に待ったをかけるのは安河内将だろう。前期は自己最高の勝率7・35をマークし、優出8回、3Vはメンバートップの数字。SG常連であってもおかしくないポテンシャルの持ち主で、キレのあるコーナー戦で見せ場を作る。来年3月には地元・唐津でSGクラシックが開催される。今年はすでに2Vを挙げているが、地元SG出場のためにも1つでも優勝を積み重ねたいところだ。 堅実なレース運びで大崩れが少ない小山勉も侮れない。5期連続でA1キープに成功しており、1着量産タイプではないが常に舟券に絡んでいるイメージだ。 板橋侑我、中辻博訓、梶野学志、古澤光紀は7月からまさかのA2陥落。A1ボーダーが6・27だった2026年後期、板橋はわずか0・2足らずの6・25で涙をのんだ。それでも、通算7Vのうち、GⅠで3V。そのVも2021年(浜名湖)逃げ、2023年(鳴門)まくり差し、2026年(江戸川)まくりとバラエティに富んでいる。コース不問の攻撃力を駆使して虎視眈々とVを狙っている。中辻は後期の優出は1度のみ。リズムに乗り切れず6期ぶりのA2となってしまったが、レースっぷりは若々しく、鋭い踏み込みを見せる4カド戦は魅力たっぷりだ。梶野は昨年の当地6月に4日間開催ではあるが、予選オール3連対の走りで優出(5着)しており的確なハンドルさばきで上位進出をもくろんでいる。古澤は前々期の勝率6・35から大きく数字を落とし5・78。本来の力を落ち着いて発揮できればV争いに加わってもおかしくはない。 今年1月の芦屋正月戦で頚椎破裂骨折、舌部挫創などの重傷を負った山田丈も実戦に復帰してからは元気なレースを見せている。 今節は8人の女子レーサーも参戦。女子メンバー唯一のA1で、2023年の芦屋SGオールスターでは史上5人目の女子SG優出を果たした倉持莉々、抜群のスタート力を持つ野田部宏子は男子レーサーにも太刀打ちできる力の持ち主だ。 迎え撃つ愛知勢は都築正治、河合三弘、天野友和、杢野誓良、平野和明、一色颯輝の6名がエントリー。1期でB1へ戻ってしまった都築も勝ち上がるだけの力は十分ある。天野は2024年1月以来の当地Vを目指す。河合、杢野、平野も知り尽くした地元水面で気持ちの入ったレースを披露するだろう。一色も順調に地力を付けていて、後期の勝率は初の5点台をマーク。豪快なレースで見せ場を作ってくれるだろう。