三河湾にホワイトシャーク白井英治が襲来!?
F休み明け初戦でも手腕の違いで今年初笑いだ
2025年第2戦の「エフエムEGAO杯 第53回家康賞」は、1月15日から20日までの6日間開催。 1997年5月にデビュー初Vを飾った当地に白井英治がやってくる。当地ではこの他にも、2007年のGⅠ52周年記念制覇など通算V5。2021年のSGボートレースメモリアル優出、2022年のGⅠ67周年記念準Vも記憶に新しい。昨年10月の浜名湖GⅠ71周年記念で切ったフライング休み明け初戦で、同11月の尼崎GⅠダイヤモンドカップで切ったフライング休みは残す身だが、卓越した手腕で今年最初の戦いを制するか。 息子か娘がデビューすると親が再ブレイクすることが多いボート界。昨年5月に息子の丈太朗が134期生としてデビューした萩原秀人にも期待が高まる。一昨年はV1だったが、昨年はV5と復活。当地は通算V3で、近いところでは2020年7月、2022年12月に優勝している。 出畑孝典は一昨年11月にデビューした133期生の孝成の父。2023年は優勝がなかったが、昨年はV4で再ブレイクの兆しを見せる。通算V36回の実力者だが、東海3県の4場では一度も優勝していないのが不思議。26期ぶりに7点レーサーとして復活した今なら十分優勝は狙える。 寒い季節を得意とするのが秦英悟だ。出走回数不足のために現在はA2だが、11月から4月の級別審査期間は毎年強く、5年連続で7点以上の勝率を叩き出している。今期は2戦目の11月常滑GⅢでさっそく優勝。今回も侮れない。 地元・愛知勢は大須賀友、中山雄太の両A1勢が引っ張る。大須賀はA1初昇格から3期連続でキープ。近況は1~5コースから満遍なく1着があり、2、3着回数も増えて安定感が出てきた。次の目標は蒲郡初Vだ。中山はイン戦の1着率が高く、好枠戦なら安心して買える選手。通算6回の優勝のうち4回が常滑で、蒲郡はまだない。昨年5月の「第2回愛知・名古屋アジア・アジアパラ大会協賛競走」で優出3着と、Vに確実に近づいている。 関東勢は栗城匠、松本純平の20代コンビが軸となる。すでにGⅠ覇者の栗城は3期ぶりのA1復帰。蒲郡は4年半ぶりの参戦だが、今の勢いがあれば楽しみだ。松本は初A1昇格から4期連続でキープ。まだ初優勝がないのが不思議な選手で、いつ勝っても驚けない実績を残す。 1月から満を持してA1初昇格となったのが篠田優也だ。昨年は全国各地で篠田が乗った後のエンジンが噴きまくっていた。出足が仕上がればコース不問で飛んでくる。石倉洋行は前期V2で、勝率はA1をクリアしていたが、出走回数不足でA2。最近3年で7点勝率が3期ある実力者だけに警戒は必要か。 GⅠ初出場だった昨年の桐生ヤングダービーでいきなり優出した佐々木翔斗に、A1経験もある松本一毅の大阪コンビは、ともにデビュー初Vを目指して参戦する。当地の優出実績豊富な石田政吾、渡辺真至も当然目が離せない。前回11月戦で節間4勝、準優3着で涙をのんだ金山立樹は、今度こそ優出の意気込みだろう。その他、田路朋史、荒井翔伍、山崎義明、川原正明にも注目だ。