
例年、お盆シリーズ前後の開催は、支部の偏りが発生するが、今節は福岡支部から大挙8名が送り込まれた。その中でも筆頭は
松田大志郎。2026年後期適用勝率は、メンバートップの7.66。前々期が8.01を叩き出しただけに若干のダウンになったが、それでも7点台半ばを残せるのはただ者ではない。SGには合計10回の出場歴があるが、クラシックが5回と福岡のVハンターとして活躍している。今年を振り返ると、2月に平和島、3月に住之江でVと春先までは順調な航跡だった。ところが、期始めの芦屋周年で痛恨のスリットオーバー。7月6日から30日のF休みを経て、今節が復帰2戦目となる。ハイレベルなモーター出しでV戦線をリードするか。

昨秋から調子を上げているのが
永田啓二。今年に入って勢いは加速しており、一般戦を16節走って7月25日現在で13優出3V。芦屋の正月レースを手始めに、4月の常滑、6月の芦屋でVを飾っている。当地は3月のガマゴリうどんグランプリで優出2着に入っており、久々のハンデはなさそうだ。
他にも福岡支部からは、
西川拓利、
長野壮志郎、
岡村将也のA2レーサーが参戦。特に129期の西川は、前期勝率6.15とA1まであと少しのところまで押し上げている。初の当地水面で、どんな走りを披露するのか楽しみが膨らむ。
そんな強力な福岡勢を相手に受けて立つのが地元勢。2014年のダービー王でGⅠも7Vしているのが
仲口博崇。4期前にA1に返り咲いてからは、高いレベルで安定している。今年は通算100Vへのカウントダウンが始まっており、現在はあと4勝に迫っている。強気なレースでシリーズの主導権は渡さない。
前期の
杉山正樹は、4月のマスターズチャンピオン(宮島)で5コースから準V。これが通算19回目のGⅠ優出で4回目の2着だった。杉山はマスターズ世代になっても外からのカマシ一発を秘めており、攻撃力が衰えていないところが頼もしい。ここ最近の当地戦は、エンジンの抽選運に泣かされているが、初下ろし2節目なら問題はないだろう。
ドリームメンバーの仲口と杉山だけでなく、
平野和明も軽視は禁物。ストレート系を中心に引き出し、積極的なレースで舟券に貢献するだろう。B1の
西尾亮輔と
酒井陽祐だが、地元を走る時は気合が違う。2割増しでの評価が必要だ。
埼玉支部はベテランの
中澤和志と5000番台の
松本純平が参戦。中澤はSG1V、GⅠ4Vと長年に渡り記念ロードを歩んで来た。近年は一般戦が主体となったが、オープンコースからの冷静な立ち回りは健在だ。
6月の常滑周年記念でGⅠウィナーの仲間入りを果たした松本は、GⅠ初優出だったが、見事にチャンスをモノにした。今後はSGへの道が開けており、GⅠのあっせんも増えて来るだろう。一般戦では格上的な走りが求められる。
前期の6.93が自己ベストタイだった
長尾章平。3期前の6.93は7優出0Vだったが、今回は同じ7優出でも3Vを挙げており、内容は格段に良化している。今期は期始めの勇み足によるF休み等でリズムに乗り切れていないが、地力は高いだけに優勝争いに加わってくるだろう。
7月からは初のA1として各地を転戦している
長谷川晴哉。今期はまだ特筆するほどの活躍はしていないが、前期は地元の桐生で2Vを飾っており侮れない存在だ。他にも
長岡良也、
北川太一、
芦澤望らは、A2だが仕上がり次第では躍進があっても不思議ではない。