ボート界のトップクラスが集結する「GⅠオールジャパン竹島特別開設68周年記念競走」。今回が現エンジンの使い納めとなり、まさに蒲郡の総決算ともなる当大会。長年、ボート界をけん引してきたスター選手たちや、次世代を引っ張っていく若き精鋭たちの走りにも注目。最高峰の白熱した戦いは必見だ。
地元の大将格として遠征勢を迎え撃つのは
池田浩二。昨年の唐津グランドチャンピオンでは8年半ぶりにSG制覇を飾って都合7Vの活躍。今年も好調をキープしてここまでGⅠで4優出。3月平和島SGボートレースクラシックでも優出を決めている。現在、賞金ランキングも上位に付けて年末のグランプリも見据えている。5月芦屋SGボートレースオールスターではファン投票で1位に選出されるなど、人気も衰えることなく正に名実ともにトップクラスだ。勝手を知る地元水面で、キレ味鋭いターンを連発して牙城を守る。
地元勢では
平本真之の存在も見逃せない。2021年平和島ダービーでは5年ぶりにSG制覇。同年の当地66周年記念でも優勝していて、地元GⅠ完全制覇(常滑を含む)を成し遂げている。今年はびわこGⅡで優勝。俊敏自在な攻勢で主導権を握る。地元で一番の成長株と言えば
磯部誠だろう。昨年は14優出5V。その内GⅠで2V。SGでは予選トップ通過を果たすなど、トップ戦線での活躍が目立っている。調整力の向上とともに、どんな状況でも安定してエンジンを仕上げられるようになってきた。攻め方にも繊細さが加わり、状況によって剛柔使い分けて覇権を争う。
峰竜太は今年1月にA1に復帰。3月三国GⅠ69周年記念で優出を果たすと、続く4月津GⅠ71周年記念の優勝戦では1マークに機敏にまくり差しを決めると、2マークでは鋭く中を突いて抜け出しV。1年半ぶりにGⅠ制覇を飾ってグレード戦線に返り咲いた。加えて23場目の優勝となった。鬼門である蒲郡水面を攻略して全場制覇を果たすか。
東都のエース
濱野谷憲吾は2021年芦屋オーシャンカップで14年ぶりにSGを優勝して返り咲いた一人。蒲郡では2021年GⅠ66周年記念、同年のSGボートレースメモリアルで優出。水の合う当地で全速ターンをさく裂させる。
今垣光太郎は毎年コンスタントにグレード戦線で結果を残している。攻撃力の高さは健在で、ダッシュ鋭い攻撃でポイントを量産する。勝負強さ光る
吉川元浩は巧みなさばきで主導権を握る。2021年多摩川SGチャレンジカップの覇者・
辻栄蔵は、今年GⅠで2優出。スピード満点のターンで一撃。屈指のハンドルさばきを誇る
寺田祥は3月芦屋GⅠ70周年記念を制覇。勢いに乗っている。銀河系軍団の旗手・
田村隆信は昨年常滑ダービーで優出。実力は健在だ。
篠崎元志は蒲郡でSGVの実績。卓越した走りは必見だ。
赤岩善生は整備力を駆使してエンジンを仕上げる。確かな攻撃力を備える
茅原悠紀、
片岡雅裕、
西村拓也、
前田将太、
山田康二、
菅章哉、
関浩哉にも注目したい。