ボートレース界の2月は、全国で各地区選手権が花盛り。6日の東海地区選手権(津)を皮切りに、19日の四国地区選手権(丸亀)まで全国6カ所で開催される。A1戦士がエントリーされ、この時期の一般戦は銘柄級が不在だったりする。しかし、今回は関東地区選手権を控えた東京トリオが参戦して盛り上げる。

 今期の適用勝率トップは一瀬明。今年5月に50歳を迎えるが、ルックスとレースっぷりは若々しい。当地は2002年に6コース、2014年に5コースから優勝。近年はVこそ遠ざかっているが、2連続優出中と相性は悪くない。オープンコースから繰り出す自在戦はV候補の筆頭だ。
 適用勝率2位は山谷央。かつては「実力はあるけどA2」というポジションだったが、ここ2期はA1ボーダーをクリア。特に前期は6.53を残し、キャリア2番目の成績だった。師走の当地戦では3連勝後に痛恨のスリットオーバーをしてしまったが、リベンジを果たすために戻って来る。
 適用勝率3位の飯山泰は、G1を3勝も挙げている。2002年後期にA1に昇格をしてからは、4期前に一度だけA2に陥落したが、それ以外はA1をキープしている。トータルの成績は安定感が光るが、ひとつの節だけを見ると伸びを求めてパンチを求めることが多い。レースメイクには欠かせない存在だ。
 前記の関東トリオが幅を利かせそうだが、SGタイトルを持つ服部幸男、滝沢芳行も往年の走りを魅せるか。前期の服部は出走回数不足が響いてB1に降級。今期に入ってもなかなか調子は上がってこないが、SG4冠&G121勝のタイトルホルダー。反撃ののろしを上げるか。
 2001年(常滑)のダービー王・滝沢芳行は、2019年5月の平和島で落水。ケガで半年ほど戦列を離れた。前期は出走回数こそ15走足りずにA2だったが、勝率は6.29まで押し上げA1返り咲きにメドを立てた。鋭いダッシュ乗せから繰り出す強攻戦は健在だ。
 A1で忘れてならないのが長谷川雅和。昨年は6優出2優勝、4月の多摩川は4コースまくり、10月の鳴門は2コース差しで美酒を味わっている。ネームバリューはともかく、この一年間の成績では全く劣っていない。V候補の資格は十分だ。
 迎え撃つ愛知支部は、古川誠之がリーダー格。ここ2期はA2暮らしだが、道中のハンドルテクニックはサビついていない。その証拠に、今期は正月戦が終了した時点で6.66とV字回復。地元の牙城をしっかりと守るか。
 他にも西川新太郎菅沼佳昭樋口範政清水紀克ら、山本稔太朗がホーム戦で発憤する。
最後に今節は女子レーサーも参戦。昨年2月にケガから復帰した永井聖美。少しずつかつての走りに近づいていたが、今期に入って11月の児島で転覆、12月の芦屋でエンストと途中帰郷が続いた。昨秋の当地G3ガマの女王決定戦では予選を5位通過するなど、万全の状態なら女子ではナンバーワンの評価だ。
 大豆生田蒼は3年前に勝率を6点台に乗せ自己最高をマークしたが、その後の5期はB1に甘んじている。A2へ返り咲くためにも、男女混合戦のここはしっかりとポイントを稼ぎたい。